こんにちは。
今朝、息子に加えてまだ居ないはずの娘と戯れている夢を見ていたディレクターの下田です。
ホントどうでもいい書き出しですみません。
さて、今日はバッサリと、
前回書いた『ホームページのデザインを考える前に足元(インフラ)をチェックせよ!』というホームページを作ることを前提としていたところから見事に裏切った内容を目指します。
トピックは、『facebookがあれば、ホームページっていらなくない?』に対するウェブ企画会社としての感想。
本件に関して、いろいろ調査してみたのですが、いややっぱり、こういったトピックを書いて、一応の答えを与えてくださっている人たちって、やっぱり中の人(制作会社)たちだったりするでしょ?
だから、最後はどうしても
「ホームページはやっぱり必要です!」といった結論に持ってかれがちです。
それで、やっぱりわたしも普通に書くと、そうなりそうだったので、逆転の発想で、『facebookだけでどこまでいけるんかいな!!』に対しての検証をベースに話をすすめることにしました。
まず、ここまで書いてから少し調査してみたのですが、思いのほか時間がかかってしまい、いきなり結論からいきます。
『ある程度の運用規模までは可能。ビジネスが大きくなればサイトが必要。』
でした。
それでは、どうしてこの結論に落ち着いたかを書いていきますね。
まず、ここで言うfacebookとはfacebookページという企業、個人問わずブランドを表現して製品やサービスを紹介できるfacebookの中に開設できる小さいホームページみたいなものでできることを指します。(以下、facebookページと表現)
で、これを使うと、facebookの中で作られていてデザイン上の制約はあるものの、
・簡単で、
・無料で使えるのに、
・拡散効果(口コミ)を得やすいシステムとあって
こりゃ普通に考えると、使わない手はないわけですよ。
それで、弊社もそれぞれの事業ドメインでfacebookページを開設して、基本的には毎日更新を目標に活用しています。
正直言って、これ、かなり効果出ていると思います。
ヨガ情報サイト『yogageneration|ヨガジェネレーション』公式facebookページ
https://www.facebook.com/yogagenecom
ただし、それには少しコツがあって、そのことをここで書くと長くなりすぎるのでここでは割愛しますね。
話は戻りまして、そのfacebookページですが、
これ単体だけを活用して、ホームページの開設なしに、ビジネス展開させていけるのか?を考えてみました。
インターネットをベースにしたマーケティング・PR活動において、見込み客となる方たちを「どのように集めて」「どうやって反応してもらうか」を考えた場合、facebookページの場合、それだけで完結させるかが課題になります。
まず、前者ですが、いわゆるSEOというか、検索サイトの検索結果から自分のfacebookページに来てもらう方法は難しそうです。(実は、難しくないパターンもあるのですが。)
Google(検索サイト)は、facebookの一部データにアクセスする許可を与えられていません。
※facebookがGoogleからのアクセスを拒否している資料はこちら
ユーザーのニュースフィードや、写真データなどが制限対象になっています。
しかし、『公開』設定がなされているfacebookページにはアクセスすることができています。
なぜならば、facebookとGoogleはビジネスの競合でバチバチやっていたとしても、facebookにとっても検索サイトからのアクセス誘導は魅力的であり、Googleの検索結果にfacebookページを載せてもらわない理由はないわけです。
となると、あとはどうやってその検索結果に自身のfacebookページを上位表示できるか(5ページ目以下は見られないという前提で)が課題になってきますが、これがまた難しい。
ただし、
すでにビジネスの立ち上げ初期からある程度応援してくれる友人、知人がおり、そのfacebookページをブログで紹介してくれたり、そのfacebookページのURLも記載されたプレスリリースを打つなどすれば、検索結果に表示される可能性も考えられるでしょう。
ですので、そういった自力ですでにあるネットワークを巧みにつかったプロモーションの上で、facebookページだけでの運用は考えられますし、また、そもそもインターネットの検索結果上位表示に頼らずとも、顧客のほとんどが知り合いか、紹介によるものであればこれだけで十分にホームページとしての機能を果たしていくことができると思います。(規模によりますが)
ただ、ここはやはり他人頼みなところもあり、ビジネス開設者の人脈にも依存してしまうという不確定要素が多すぎて一般的ではありません。
だったら自分で『ホームページも』開設して、相互補完的な役割をそれぞれに与えながら、両者をうまく活用していくべきだといった、ありがちな結論に落ち着いちゃうわけですね。
しかしながら、最近ではfacebookに店舗案内の地図はもちろん、お問い合わせのフォームまで埋め込めるようですので、上手に使えば、きっとこれだけで効果をあげられる人はどんどん出てきそうです。
結局、デザインや、プラットフォーム(HPかfacebookか)ではなく、
・最後は面白い、読みに来たくなるコンテンツを用意できるか?
・キャンペーン等、「今でしょ!」をどう喚起させられるか?
・丁寧な更新、返信ができるか?
といった、すっごく基本的なところでのスキルがないと、どんな箱を与えられても一緒といったところでこの話を終わりにします。
あ~長かった・・・
今回、下調べの中で、検索サイトの検索結果に上位表示されるfacebookページの傾向を一部つかむことができました。
結局、特定の分野に特化するということと、その分野での高い専門性を持っていることを証明する以外ないわけですが、やるべきことはとてもシンプルです。
この続きはまたオハナスマイル主催のイベントなどでお話する予定です。
明日へ続く。