「神戸・元町に男性でも気軽に通えるヨガスタジオを。」という想いかから出発
弊社が企画するヨガの情報サイト yoga generationのイベントにも頻繁に顔を出してくださっている男性オーナーからの依頼でした。
ヨガが一過性のブームではなく社会に文化として根付いた感のある昨今ですが、まだ男性のヨガユーザーは少ないのが現状です。
そんなこともあって、各地のヨガスタジオでは男性ウェルカムをうたうものの、男性用の更衣室が用意されていることも少なく、オーナーも非常に肩身の狭い思いをしてきたとか。
ご自身がヨガのプラクティショナーであり、身体の不調がヨガで改善されたことを体感されてきた経験者であることから、ストレスや原因不明の体調不良に悩んでいる男性にもヨガによるケアが必要だという想いが人一倍強いことが打ち合わせの段階から強く感じました。
元町駅から徒歩1分というファッションの街 神戸のお膝元であり、ビジネス街である都会に立ち上げられたのも男性の通勤帰りやオフィスワーカーのアクセスの便を考えてのことだとか。
であれば、サイトのカタチはどうすべきか?
ホームページに求めるものはなんだろうか。
運営者側から見れば、サイトの更新が容易にできる機能性かもしれません。
そして、一見ユーザーのことを思えば、そこに綺麗な女性がでてきて、かっこ良くポーズを決めている、よくあるヨガスタジオのサイトといったヨガイメージなのかもしれません。
ですが、それだと男性のお客様は参加しづらいように思いました。
男性は、そのヨガスタジオのサイトがあまりにも女性的にできていると、「男性は立ち寄ってはいけないような雰囲気」を感じてしまいますし、デザイン(作り手の意図)がそのようなメッセージを発しているということになります。
では、どうすれば男性が参加しやすい雰囲気づくりができるのか?
ただひたすらに、
ただひたすらに、
安直なまでにわかりやすく、見やすいサイトづくりに徹底することでそれを見せたいと考えました。
男性にウケるサイトづくりを狙っても、それは不自然だと思いましたし、男は本質を見ようとする生き物(私もですが)ですので、余計な装飾はいらないはずです。
であれば、ただひたすらシンプルに作りたい。
デザインで賑やかされて、その表現に煽られて体験に来たという状況よりも、自らこのシンプルなデザインの中で、動機を発見し、はじめたいと思っていたけど尻込みしていた気持ちを乗り越えられたという現実を作らなければと思いました。
人は時に、何万文字もある原稿よりも、たった10文字に動かされる場合があります。
よく、デザインは塗り重ねるよりも、削り上げる作業だと言われますが、どこまで見た目でごまかさず、シンプルな”空気感”を残すかにこだわりました。
なんでも詰め込もうとせず、引き算で伝える。
このわかりやすさが、公式に正しかったのかはこの一年で結果がでるはずです。
オープンから一ヶ月。
お問い合わせ、予約の数も開設より着実に数を伸ばしてきており、なにより「シンプルで見やすい!」という現場からのお客様の声に顔が綻びます。
是非一度、サイトをご覧ください。
神戸・元町のヨガ&ピラティス スタジオ Jun☆a(ジュナ)
制作に協力いただきましたクリエイターの皆様に感謝して。ありがとうございました。